【ガーデニング】 一カ月以上ほったらかしにされた庭にも、花は咲く
ようやく、ようやく夏休みが終わった。
慢性疲労で“栄養ドリンク“や“湿布薬“のお世話になることもあったり、何度か心の中で「夏休み、早く終われー!」と叫んだ日々ではあったけれど、それは全国のお母さんとて、きっと同じ。
今年はコロナの感染予防に気を配りながらではあるが、子供たちはそれぞれに3年ぶりの「夏休みらしい」ワクワク体験もできた。
“経験”や“思い出”というものは、思っていた以上に、子供たちの成長の栄養になっていくのだということを、それが得られなかった2回の夏を経て、体感した夏でもあった。
ひとまわり成長して、元気に登校初日を迎えられたことに感謝したい。
そんなこんなで、久々の一人の平日休み。
美容室を予約しておいたが、前日になってご家族がコロナに感染されたということで、キャンセルに。
身も心もさっぱりしたいところだったので残念ではあるが、仕方ない。withコロナの時代、お互い様の気持ちを持って、急な予定の変更にもしなやかに対応できる力が必要だろう。
さあ、どう過ごそうか…
家事や処理しなければいけない事柄は山積みだが、それでもあふれ出るこの解放感。
やることを済ませ、少しでも自分の時間を捻出したい。
片付けをしながらふと窓の外に目をやると、一度は花が終わったヒューケラの花が咲いている。
もいちど咲いてくれたのか…
「夏休み、ご苦労さんでした」と言われているような気がして、家事の手を止め、庭に出た。2週間に一度程度の草むしり以外はほったらかしの、我がガーデン。かろうじて草むしりはしていたが、まじまじと見回るのは1カ月以上ぶりだ…。
名前は忘れてしまったけど、確かミセバヤの改良品種。まさに今、蕾から開花へ。
通常状態でほったらかしなのに、さらに輪をかけてほったらかされたガーデンで、夏を乗り越え、花を咲かせてくれた。
いつも自立して成長し、凛として、でも控えめに咲く多年草・宿根草には、なんだか人生の勉強をさせてもらっているような気分になる。
今日は、こっそりケーキでも買ってきて…庭の花を眺めながらコーヒーでも飲もうかな?夏を乗り越えた自分と、彼女らに乾杯だ。
さあ、早く家事を済ませてしまおう!